早くから仕込む理由。

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ランチのカレーの仕込みが終わり、店内の掃除の前に朝飯を食べているところです。

何人かの人になぜそんな早くから仕込みをするの?と聞かれたりします。

当然、2~3食作るのと違って、前日の残りの量によりますが20食程作るので鍋をひと煮立ちさせるだけでも数分では無理だって分かるかと思います。

20食分の小麦粉を炒ったり、5種類の野菜を切ったりという作業もあります。

あと、1番大切なのは1日経ったカレーを作りたいからです。

煮物類は煮込んでから火を止め完全に冷ましてから再び加熱する事で味が染み込みます。

1日経過した大根などの煮物が美味しいのはそれです。

急ぐ場合は、その状況を氷水の入った容器に鍋ごと入れて強制的に作る事もあります。

だけど、今の時代はそういった事も手間賃として頂けない状態です。

手間暇かけて作ってもドタキャンやノーショーって起きている世界。(ウチはそれはないですけど)

だからこそ、飲食業って時代に合わせて変わらなければいけないんです。

今は特にコロナ禍で大変で、来店理由を作れない店は無くなると思います。

どうすれば良いのか?

僕も腹芸の1つくらい練習した方が良いんじゃないかって考えています。(笑)

とりあえずホウキとちり取りを持ちながら考えます。

その後、カツのパン粉付けに入ります。