共存って大切

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『2人でラーメン1杯』の件がニュースになっていますね。

男女2人で来店して、1杯しか注文しない事で店側とのトラブルになったそう。

似た様なよく話を聞くので、同業として心が痛いです。

1杯しか注文しなくて何が悪いんだ!と自分の正義を貫くお客さん。

座席を使用するなら、1人1食食べてもらわないと困る!という経営者側の言い分。

僕も定食屋を経営していた時に、こんな事がよくありました。

大人2人と子供2人の組み合わせ。

大人分はご飯を大盛りにして2食注文してくれますけど、お子さんは注文無し。

4席分を使って2席分しか売り上げにならない。

しかも、お子さんに食べさせたりするので、座席の回転率も悪くなってしまう。

十分な広さがあり、席数が確保出来る店だと、そんな事は気にしなくて良いのですが、狭い店だと1席当たりの売り上げって重要になります。

お客さんとの共存って大切なんですけど、それがなかなか届かない。

もちろん理解してくださるお客さんもいれば、理解しようとしない方もいます。

365日24時間、店を開けられて、お客さんがバンバン入る立地条件なら問題ありませんが、ご飯のタイミングってほとんどが同じ、ってところに飲食店の生産性の悪さが出てしまいます。

そこへ来て物価高や、スタッフの確保、賃上げ問題などなどの追い討ち。
お客さんには関係ない事ですが、請求書はバンバン届きます。苦笑

不愉快に感じるかも知れませんが、こうやってやんわりと伝えていく事が必要なんだろうと、思っています。

写真は、丸子の匠宿で食べたお汁粉です。