先日に税理士さんから「商売じゃなく趣味の店になっちゃってるね。」とこのブログに書いた事でそれを見た数人の常連さんから、この店はもうじき閉店するんじゃないかと心配されている立ち飲み屋です。
あるうちに来店ください…。(苦笑)
オープン当初から言っている事ですが、一般的なそれぞれが壁を向いて呑むスタイルの立ち飲み屋だったら僕はやっていません。
10年続けた定食屋も軌道に乗っていたのでやめる必要は無かった事です。
人と人を繋げる為にはどうしたら良いのか考えた結果、このスタイルにたどり着きました。
来店した事のない方の為に説明すると、知らない人と半強制で乾杯して向き合って呑まなければいけないんです。(笑)
当然、それが嬉しい方もいれば苦手な方もいるのも百も承知の事です。
そんな店なので新規のお客さんは特に緊張するはずです。
アルコールが呑めても呑めなくても僕にとっては重要な事ではありません。
逆に飲めない人も安心して入れる店にしたいと思っています。
乾杯してから僕が最初の会話を作るようにしていますが、お客さんの中に会話が得意な常連さんがいればお任せして厨房に引っ込みます。
僕は黒子だと思ってください。
数分もすれば皆さんの暖機運転が終了します。
その後は今までが友達だったかのように普通に会話が出来るようになります。
後から入って来たお客さんには昔からの友達だと見えるようですから。
親や上司の縦の関係でもなく、友達、同僚の横の関係でもない、全くの他人である『斜めの関係』の方と話をする事で今までの自分の価値観を見直せる事が出来ます。
それを目的に店をやっています。
結果的に、『友達作り、異業種交流、婚活』に繋げていきたいと思ってやっている事です。
僕は店で彼女が出来たら、平気で他所の店に行ってくれて良いよ、と言っています。
カップルはウチになんか来ないで2人の時間を楽しむ店に行けば良いんです。
本当に来なくなったカップルもいますが…。(笑)
その2人が幸せならそれで良いです。次の新しいお客さんを探せば良いだけの話です。
先日も転勤で静岡に数ヶ月前に来られたお客さんが会社のやり方に馴染めないようで会社に対してブツブツ言ってアルコールでごまかしているように見えたので、「変わらなければいけないのはご自分ですよ。」と言ってしまいました。
ハッ!と気付いてくれたようでそれから姿を見せていません。
今は自分を修正に掛かっていると思います。
店としてはマイナスの事をしましたが、またいつの日か気持ちを入れ替えて来てくれると思っています。
そんなめんどうな店主のいる店ですが、お客さんを大募集しています。よろしくお願いします。
写真はトマト煮込みに使うハチノスをボイルしたものです。