学校では教えてくれない事。

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今日は長文です。汗を掻くと思うのでハンカチを3枚用意してお読みください。(笑)

さて本題です。

『商売』って言葉を使う事に嫌悪感を抱く人は多くないですか?

以前定食屋時代に雇っていたスタッフにその言葉(商売)は使わないでください、と言われた事があります。(苦笑)

大昔に物々交換から始り、通貨という概念が生まれ、クレジットカードみたいな信用取引が可能になり、今ではスマホで簡単に決済出来る時代です。

過去から今まで普通にやり取りしているごく身近な取り引きを商売と言うと思うのですが、静岡の人は特にでしょうか?昔から『商売』という言い方を嫌う傾向にあるように感じます。

それが昨日、嬉しい事がありました。

それはウチのひと月の売上額を計算した人がやっと現れたんです。

経営者の方で計算した方は今まで何人かいましたが、一般のサラリーマンの方では初めてだったので凄く嬉しかったです。

えっ?そんな事が何故分かるの?って方が商売と言う言葉を嫌っている人なんじゃないかと思います。

売上金ってのは、客単価×客数です。

ちょっと長い時間(繁忙タイム)に店に滞在して自分の周りにいたお客さんがどのくらいお金を使っているかを見ていれば分かります。

1人2杯呑んだら約1000円とかって。

ウチの場合フードがあまり出る店ではないので超簡単です。

単純にそのような人達が10人いれば売上は10000円です。

自分の滞在していた間お客さん全員と乾杯している訳ですし、だいたいの呑んだ物も分かります。

あとは僕に、「今日は忙しい方ですか?」

と聞くだけ。

僕が「普通」と答えれば、それが平均になるので25日を掛ければ月の売上げ額が分かります。

1人1000円で1日に20人入って2万円。

25日営業して50万円です。

そこから、家賃、食材費、水道光熱費、消耗品代を引いてください。

計算方法ってザックリ説明するとそんな具合です。

そんな利益の薄い店ってやりたいですか?普通にサラリーマンやっていた方が良いと思います。(笑)

それを僕は、くうねるキッチンという定食をやっていた時に主要のスタッフに頭の中で常に意識して計算してもらうようにしていました。

その売上金額から、自分達の労働時間×時間給、食材原価の売上に対する35%を引いてみてくださいと。

あとは、家賃と消耗品代を引けばそれが店主の給料になります。

その時のスタッフはウチの店がどんな経営か分かっていたと思います。

安い時給で働かせてしまって申し訳ありませんでした。でも感謝の気持ちは忘れていません。

さて話を戻します。

今回うちの売上額を推測した彼は滞在時間が約4時間でした。

えっ、4時間も!と思われるかもですが、ウチでは3時間滞在とかって普通です。

店は儲からないけどそれでも全然構わないよと僕は言っています。

その為に詰めてもらえるよう椅子を用意していない後付けの立ち飲み屋と思ってください。

それがですね、先日、Googleの口コミに「無駄にコスパ悪い」と書かれてしまいました。

防犯用のカメラで確認したところ、僕が調理中にメニューを写真で撮影している県外から出張で来られた方の姿が写っていました。

〇〇生命に勤めていると言っていた60歳手前くらいの男性です。

僕がもしその保険会社で生保を契約していたらって事を考えないのでしょうか?(笑)

それはさておき、上に書いた計算式って学校で教えてくれないところに問題があるんだと思います。

逆算する人が増えてくれれば飲食店からドタキャンって言葉も無くなると思うし、この様な計算もできないのに会社がブラックだと平気で言う人も少しでも減れば良いと思っています。

何がやりたい店か常連さんは分かってくれる人が増えて来てます。

あと、2年以内の将来にウチの店がもっと多くの人に理解されるところまで持っていきたいと思っています。

話が飛躍しちゃっている部分もあると思いますが伝わりましたかね?(笑)

成功者でもないのに偉そうで申し訳ありません。