お客さん同士の会話に美味しいとよく名前が出てくるお店っていくつかあります。
『カツカレーのジャイアン』はその内の1つにあげられます。
ウチの店から直線距離で数十メートルにあり、通勤時にいつも行列が出来ているのが見えます。
過去に2回程行った事があるのですが、先日の営業後半の行列が減ったタイミングで滑り込み食べる事が出来ました。
もともとはアダルトショップだった4坪の場所を改築して2年くらい前にカレー屋にしました。
ウチの店にも来てくれた事があり話はした事があるのですが、風貌はドラえもんに出てくるジャイアンに似ているけど、とにかく腰が低いのでお客さんから愛されるタイプの店主。
僕はオープン当初からここの店主がやっている事が個人経営の原点だと思って注目していて学んでいる部分があります。
今回、驚いたのがセルフレジに変更になっていたところ。
と言っても、タブレットを使っての電子的な物ではなく、お客さんが置いてあるカゴの中に代金を入れ、お釣りがあればそこから取って、といったセルフスタイル。
悪い人なら余分に持って行く事も可能で、お客さんを信用しなければ成り立たないシステムです。
こんな信頼関係が作れているって素敵だなって思いました。まさに世の動きとは逆行しています。
そんな店主の人柄もあり、最近ではカツカレーのレトルトを作りたくてクラウドファインディングで資金を調達し、1ヶ月で120万円程集めたそうです。
その完成したレトルトカレーが数千個届いてしまい店内が埋めつくされた為、2席だけで営業した事も話のネタになっています。
あと、関心するところは県内ではなく県外のテレビの取材は受けているところ。
レトルトカレー方面から注目され取材依頼が来るそうです。
その番組をご覧になった県外からのお客さんが食べに来てくれている事実。
結果的に静岡にお金を落ちるような事をしてくれているのが素晴らしいです。
余談ですが、先日2/11に全国放送の『マツコの知らない世界』に出演された天津ハンターの山梨智也さんも貢献度が高いです。
「静岡なのに山梨!」はサイコーのインパクトになったと思います!(笑)
ウチのお客さんは、もし山梨さんに会ったらサイン欲しいって言っていたくらいです。(山梨さんに届け!笑)
地元向けに宣伝する事も大切ですが、県外向けに発信する事はもっと重要です。
静岡に住んでもらう事はハードルが高いですが、お金を消費しに来てもらう事はネットを使えばそんなに難しくない事だと思います。
人の信用力を計る装置でもある『クラウドファインディング』。
まだ僕の場合は信用要素が足りませんが、地元に貢献出来るような資金集めってして今後はしてみたいと思っています。
今回もジァイアンから学び参考になりました!