今日も長文野郎です。
全然スルーしてください。
先日のお客さんにインスパイアされて、11/5(日)の井川マウンテンマラソン8kmの部に申し込んだ、立ち飲み屋のオヤジです。
10/16(月)までエントリーが延長されました。地元を盛り上げる為に、一緒に出ましょう!
さて、本題です。
最近、駅弁メーカーの食中毒問題がクローズアップされていますね。
食べ物を扱う人間にとって、他人事じゃないなと感じています。
ここから先の事は、本当に恥ずかしい事なので、書くつもりはありませんでした。
飲食業って、責任と自覚を持たないと大変な事になる、と戒めの意味と、こんな事もあるんです、と世間の方に知っておいて欲しいと思って書き残します。
言っておきますが、ただの僕のミスなんですけどね。思い出すのも恥ずかしい。
では、ここからです。
週に何回か、朝にランチのカレーを仕込んでは、ガス台横の場所に置き、粗熱を取ってから冷蔵庫にしまう様にしています。
それをですね。
冷蔵庫にしまうのを完全に忘れ、次の日の朝まで気付かずにいました。
狭い厨房の隅っこで、普段は空の寸胴鍋を置く場所なので、意識しないと忘れる場所です。
ご存知の様に、カレー類などはウェルシュ菌という食中毒の心配をしなければいけません。
それを室温33度くらいの厨房内に、丸1日放置してしまったんです。
気付いた時は『廃棄』の2文字。
出勤してから30人分くらいを半べそかきながら廃棄しました。
と、いった様に、食べ物の管理って神経を使うし大変です。
その日のうちに消費する、一般家庭での考え方と違い、お店では効率を考え、2〜3日で確実に使い切れる仕込みをします。
それが売れないと、そりゃもう大変。
それなりにお客さんに来てもらわないと、作っては廃棄の繰り返しになるので、原価が2倍3倍にもなり、店は潰れやすいです。
知名度のない新規店が1年以内に3割〜4割潰れてしまうのはその理由が主です。
ウチの場合、カレーはまだ計算が出来るのですが、夜はフードを注文してくれる方と、そうじゃない方の差が激しく管理が難しいです。
おまけに以前に書いた事がありますが、
「ここはお金を使う店じゃないよ。」
と、言う人がいたり、
「オレはここでは刺身を食べない。」
とか店内で大きな声で言って、邪魔する人までもいます。
悪気がある訳じゃないので、恨んでませんけど。笑
コミュニティの場を売りにしているので、
仕方ない部分もあるんです。
アルコールは傷まないから良いけど、フードを良い状態でうまく回すのは、よっぽどの繁盛店じゃない限り、どこのお店も悩みだと思います。
お客さんがドバッと来たり、ピタッと来なくなったりする、今の時代は特に。
そんな訳で、立ち飲み屋オヤジのボヤキを終わります。
長文にお付き合いいただきまして、ありがとうございます。
写真はちゃんと管理しているカレーですから。(カツ2枚乗せ)