写真は今読み始めている本です。
定食屋さんが書いた本で、この店がオープンした頃から注目しています。
本を書店で見つけたので衝動買いしてしまいました。
数年前にこのブログでも書いた事がありますが、お客さんに50分お手伝いをしてもらったら1食無料という制度があります。
僕も定食屋をやっていた7〜8年前からこの方法を採用しようかと何度も何度も考えた事があります。
結局は知らない人に厨房に入ってもらう事に抵抗があり、やれず仕舞いでした。
僕らにとっては厨房って神聖な物なのでとんでもない事なんです。
お客さんもそう思っている方もいます。
もう1年くらい前の事ですが、営業最中に僕の友達が厨房に酔っ払って入って来てちょっとハイな感じで手伝いをしてくれた事があります。
久しぶりに会った友達だし料理人なので、まあ仕方ないかと目の前のカウンターにおられたご夫婦が「えっ?」って顔をされていたのを感じながらそのままにしてしまいました。
案の定、その夫婦はそれ以降来られていないです。
とっても感じの良い品のあるご夫婦だっただけに僕の判断が悪く気分を害してしまい申し訳なかったそれからは反省しています。
元々、この著者は料理人でないから出来る発想だと思います。
でもこれこそ今の個人店を救済出来る方法です。
ほとんどのサービス業ってお客さんが来なければスタッフも要らないんです。
必要な時にだけいてもらえれば店にとっては都合が良いのですが、そんな訳にはいきません。
この方法が出来る店と出来ない店がありますが、出来る方法を考えなければいけないところまで来てしまっているように感じます。
それは時代が変わってしまったから。
それに気付いていても動いていないオーナーが多過ぎると思います。
どうしても嫌ならどこまでセルフに出来るかが問われます。
当然、完全キャッシュレス化もするべきでしょう。
人間様が対応するなら料理の代金をもっと高めに設定する事をお客さんに分かってもらう事も必要です。
店を存続させるためには損益分岐点を低くし、機体を軽くして飛べる飛行機でないといけません。
今週土曜日は、くうねるキッチンの時のスタッフがお手伝いさん制度で手伝ってくれる事になっています。
今までもやっていましたが、今後はもっと手伝ってくれる方にメリットを与えられるようにしたいと思っています。
やりながら答えを見つけていきます。
※もう一枚の写真はどうしたらキャッシュレス化を進められるか考えて出た答えです。(冗談ですからね。笑)