愛は伝えるべき。

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最近、ビジネス書など書物から、店の運営のヒントを得ようと必死で活字を読むようにしています。

なんとなく見た業界のフリーペーパーに、「フッ…」と笑ってしまう様な事が書いてありました。

【飲食店の愛に対するリターンがない】という内容。

以下、引用です。

『40年間1円も値上げせずにボリュームも減らさずに頑張っていますというような大衆食堂、大学のそばなどによくありますよね。

お腹いっぱい食べて満足した学生たちの笑顔が見たいから、そんなに儲からなくてもいいんだよ、と言って頑張っちゃうお店。

お客様への愛に満ち溢れてますよね。

でもその愛を受けていた学生が卒業して、サラリーマンになってから恩を返しに来たなどという話はあまり聞きません。

愛は一方通行で終わってしまっています。

コロナ禍では、こういった頑張り続けてきたお店がたくさん潰れてしまいました。

ここまで身を削って頑張っても、お客様はそれを理解していないし、それほど感謝してもいないというのが現実なんです。

大衆食堂の店主は、なんのために頑張ったんだろうと考えると、少しむなしくなっちゃいますよね。』

以上。

そうなんです。

店側の愛って、一方通行の時があるのを感じる時があります。

僕の場合は、お客さん同士が、1人の人間として、楽しく話せる場所を提供しています。

それを全く理解してもらえないお客さんと、逆にそれに気付いて、すごく感謝してもらえる、二種類のお客さんがいます。

後者の方は、三千円近く使ってくれても、「使うお金が少なくてすみません。」とか言いながら会計してくれるんです。

涙が出そうなくらい有難いです。

無理にお金を使って欲しい訳じゃないけど、こちらの愛が伝わった瞬間は最高に嬉しいです。

逆に、「ここはお金を使う場所じゃないよ。」と営業妨害までしていく人もいます。

「あれ?愛が通じてない。」って思う瞬間です。

愛が一方通行だと、店は潰れて無くなってしまいます。

「良い店だったのに〜!なんで潰れちゃったんだろうね?」と言われるのがオチです。(今、チェルシーを慌てて買い求めてる様な人です)

自分のやっている事の価値が、届かないようなら、いつでも店を閉める覚悟は出来ています。

でも、分かってもらえるまで伝える努力はしないといけない、そう思う立ち飲み屋のオヤジでした。

さあ、二度寝だ。